マンションの高齢化
数年前に、マンションの老朽化という記事を公開させて頂きましたが、
現在では深刻な状況へと進んでいるようです。
以前の記事:
マンションの高齢化、居住者の高齢化、現在は三つ目の高齢化対策に対応しなければなりません。
マンションが高齢化(老朽化)すると、築年数が増え、必要な工事が増えてきます。
おおよそ10年毎の大規模修繕工事の他に給水管やエレベータ・立体駐車場等、様々な箇所の交換が必要となってきます。
更には、社会水準に合わせる工事も考えなければなりません。
居住者の高齢化は、築35年程度で約半数が高齢化世帯となります。
高齢化の生活面では、孤独死や転倒事故・水道の止め忘れによる漏水事故・認知症居住者の徘徊、
空き家や賃貸化等問題は広く深くあります。
三つ目は、組織の高齢化です。
管理組合の運営や理事のなり手不足、総会への参加率低下や収入低下に伴う管理費等の滞納・
相続破棄まで、こちらの問題も様々あります。
この三つの高齢化はリンクしているのです。
マンションの再生には、人の再生、組織の再生が必要になり、負のスパイラルを予防し解消しなければなりません。
マンションの維持管理をするために、工事をしたくとも区分所有者の費用負担が低下しており追いつかないなど、
こうした状況を改善するため、組織の対応が求められますが管理組合の機能が低下しているうえ、新たな課題に
取り組んでいけないのです。
次第に管理の質が衰退してしまい、 まさに、負のスパイラルに陥ってしまいスラム化してしまうのです。
それでも、あなたのマンションがスラム化してしまう前に再生を考えていかなければなりません。
マンションの管理体制の量と質の強化により、理事のなり手不足がサポートできるのではなでしょうか。
治安や美化維持、緊急時の対応を取り入れることにより、居住者の環境や高齢化の予防のため若い世代を取込み、
より豊かな暮らしにしていけるのではないでしょうか。
どうしても自分達だけでは対応できなければ、行政あるいは専門家の力を借りる方法も有効ではないでしょうか。
自分たちのマンションのこれからを考えてみませんか。