生活音、ペットに関するトラブル
最も多い生活音でのトラブル
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国土交通省がまとめた総合調査で「居住者の行為、マナーをめぐるもの」が
最も多くトラブルになっていました。
具体的には、「生活音」です。
生活音は人によって感じ方もいろいろですし、一度気になると音に対して
特に神経質に反応してしまう場合もあります。
苦情を相手に直接伝えるとトラブルとなりやすいので、まずは管理会社に相談
してください。
掲示板に張り紙をするとか、誰からの苦情だとは告げないでさりげなく注意を
するなどの、対処をいたします。
騒音の元となっている人に対して、間接的に「騒音が発生している」という
ことを伝えることも大切です。
また、平穏な生活や安眠を妨害する騒音トラブルがこじれると、訴訟になる
こともあるのです。
ペットに関するトラブル
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これまで、マンションという共同住宅でのペット飼育は問題点が多く、
禁止にしているマンションがほとんどでした。
しかし近年の少子・高齢化によるペットブームもあり、マンションライフにも
多様性が求められ、ペット共生マンション(ドッグランや足洗い場等の設備付き)
なども増え、マンションでの飼育がタブーではなくなりました。
それに伴い、飼育ルールの不整備やマナー違反、ペット禁止マンションでの
飼育など、さまざまなトラブルが発生しています。
鳴き声・騒音・臭気・共用部分の汚れや損傷・病気の感染・咬む事故等が
あげられます。
ペット飼育禁止マンションでの隠れ飼育問題などは、
「飼育をやめてください。」
「外に預けてください。」
「処分してください。」
などの対応となりますが、対応する側も対応される側のペットも悲しいことと
なってしまいます。
また、絶対にペットを飼わせないように管理することも、とても難しいこと
だと思います。
ペット飼育に否定的な居住者の理解を得て、厳格なルールのもとに飼育を認め、
ペットが嫌いな人も好きな人もお互いを理解して、迷惑をかけずに生活できる
環境を作り上げることがベストなのでしょうか。