マンションのインターネットについて
マンションでインターネットに接続するには
大きく分けて2つの方法があります。
1.お部屋ごとに個別でインターネットの契約(プロバイダ契約)を結び、接続工事をおこなう。
2.もともとマンションに共用部分から宅内までのインターネット設備が備わっており、WI-FIルーター等をLANコンセントに差し込むだけでインターネットに繋がる。
後者については
主にワンオーナーの賃貸マンションやアパート等が対象です。
分譲マンションでは
より通信速度の速いインターネット業者と契約したい方や
スマホのモバイル通信で十分で、そもそも自宅にインターネット回線を必要としない方など
ニーズが多様化していることもあり
一括契約しているマンションはあまりありません。
一般的な例として、分譲マンションでインターネットを個別契約する方法を述べますと
まずはご自身のマンションで
どのインターネット業者と契約可能か調べる必要があります。(NTTやau等)
そもそもマンションの共用部分に
インターネット業者が共用設備を設置していなければ契約が出来ませんので
まずは管理会社等に連絡して確認してみましょう。
次に、契約したいインターネット業者に連絡をします。
電話やホームページから問い合わせが可能です。
インターネット業者に連絡すると
契約可能な配線方式(契約プラン)の提示があります。
契約可能な配線方式が判り、契約することになりましたら
工事日を決めます。
配線工事には共用部分での作業もありますが
ほとんどの業者は、管理会社に連絡して日程調整してくれます。
共用部分と宅内での配線作業が完了し
WI-FIルーターを設置してインターネットの接続は完了です。
先に述べた、マンションにおけるインターネットの配線方式は主に3種類あります。
1.VDSL方式 共用設備までは光配線で引き込み、そこから宅内までは電話回線で引き込む方法。築年数の経過したマンションでもっとも多い配線方式。
2.光配線方式 全ての配線を光ケーブルで引き込む方式。通信速度が速く、新しいマンションで多く採用されている。
3.LAN方式 共用設備から宅内までLANケーブルで接続する方式。1本の光ケーブルをマンション内で共有するため、インターネットの使用者が多い時間帯には、通信速度が低下しやすい。LAN方式が採用されているケースは多くない。
お部屋の配線方式がVDSL方式で通信速度に満足いかないときは
契約しているインターネット業者に相談してみるのも一つの手です。
そのマンションで一定の契約数が見込める場合は、光配線方式が契約出来るよう
管理組合に共用設備の導入を働きかけてくれる場合もあります。
また、近年はコンセントに挿すだけでインターネットに接続できる
「ホームルーター」も増えてきています。
VDSLより通信速度が速く
共用設備の有無に関わらず工事不要で直ぐに接続できるメリットがあります。
ただ、お住まいの地域によっては
大容量の通信でラグが発生したり、不安定になったりする場合があるようですので
事前によくお調べの上、契約をご検討ください。