ペットのトラブルを未然に防ぐには
分譲マンションですと室内でのペット飼育を可としているところも多くありますが
ほとんどの管理組合でペットの飼育方法についてのルールを定めています。
ルールで多いのは「鳴き声で迷惑をかけてはならない」「排泄物を正しく処分する」
「共用廊下で歩かせてはならない」の3つですが
その他にも、飼育可能なペットの種類や頭数を定めていたり
毛の飛散を禁止していたり
なかには定期的な健康診断を義務付けている場合もあります。
マンションは色々な人が1つの建物で生活するわけですから
他人に迷惑をかけないルールがメインとなっています。
弊社で管理させていただいているマンションでも
ペット可のマンションは沢山ありますが
居住者の方からのご相談で多いのは
やはり「ペットの鳴き声」に関するご相談です。
もちろんペットの種類やしつけの度合いにより異なると思いますが
昼夜を問わず鳴き出してしまうことにより
近隣の居住者の方から「寝られない」ですとか
「在宅ワークに集中できない」といったご相談があります。
管理会社でも、騒音トラブルの際は管理組合に相談し
注意喚起のお知らせを配布したりしていますので
お困りの時は一度管理会社へ相談してみましょう。
ただ、飼っているペットの性格もあると思いますので
注意しても直らず、飼っている本人もどうしたらいいのか判らない
といったこともあると思います。
こういったトラブルを未然に防ぐためには
近隣住民との日頃からのコミュニケーションが最も重要だと考えます。
ペットを自宅に招き入れたら
上下左右(できれば斜めも)のお部屋に
ご迷惑をかける可能性がある旨、ご挨拶に行きましょう。
ペットと一緒に挨拶に行っても良いかもしれません。
また、廊下等で近隣の方とすれ違ったら
ペットのことでご迷惑をお掛けしていないか声をかけましょう。
常日頃コミュニケーションをとっていると
騒音に対する許容範囲がまるで変ってきます。
繰り返しになりますが、騒音問題の「未然防止」や「解決」には
日頃の挨拶などのマンション内のコミュニケーションがしっかりしていることが最も重要です。
トラブルに発展しないよう、心がけましょう。