マンション管理とは
マンション管理とは
マンションは、今や重要な居住体系となり、マンションの適切な管理は、マンション区分所有者
等だけでなく、社会的にも重要とされています。
管理組合が主体となり、長期的な計画を持って適正な管理組合運営を行うことでマンションの資
産価値をできる限り保全することがマンション管理です。
マンションの資産価値を保全するには、専門的な知識を必要とすることが多いため、管理組合は
問題に応じ専門的知識を有する者の援助を得ながら、主体性を持って適切な対応をすることが大
切です。
また、資産価値を保全し高めるには、管理組合の経理が健全な会計業務を行う必要があります。
専門的知識を得ながら健全な会計業務を行うには、第三者に管理事務を委託することが望ましい
です。
マンション管理の適正化推進のために管理組合が留意すべき基本的事項
1. 管理組合の運営
管理組合の自立的な運営は、マンション区分所有者等の全員が参加し、その意思を反映することにより
成り立つものです。
そのため、管理組合の運営は、情報の開示、運営の透明化等、開かれた民主的なものとする必要があり、
総会は管理組合の最高意思決定機関です。管理組合の管理者等はその意思決定にあたっては、事前に必
要な資料を整備し、総会において適切な判断が行われるよう配慮する必要があります。
管理組合の管理者等は、マンション管理の目的が達成できるように、法令等を遵守し、マンション区分
所有者等のため、誠実にその職務を執行する必要があります。
2. 管理規約
管理規約は、マンション管理の最高自治規範であることから、その作成にあたっては、マンションの区分
所有者等に関する法律に則し、「マンション標準管理規約」を参考として、当該マンションの実態及びマ
ンションの区分所有者等の意向を踏まえ、適切なものを作成し、必要に応じその改正を行うことが重要で
す。
また、快適な居住環境を創るためには、マンションの区分所有者等間のトラブルを未然に防止する規則を
マンションの実態に即した具体的なルールである使用細則を定めておくことが必要です。
管理規約または使用細則等に違反する行為があった場合、管理組合の管理者等は、その是非のため必要な
勧告、指示等を行うとともに、法令等に則り、その是非または排除を求める措置をとることが重要です。
3. 共用部分の範囲及び管理費用の明確化
管理組合は、マンションの快適な居住環境を保つため、共用部分の範囲及び管理 費用を明確にし、トラブ
ルの未然防止を図る ことが重要です。
特に、専有部分と共用部分の区分、専用使用部分と共用 部分の管理及び駐車場の使用等に関してトラブル
が生じることが多いことから、適正な利用と公平な負担が守られるよう、各部分の範囲及びこれに対するマ
ンションの区分所有者等の負担を明確に定めておくことが望ましいです。
4. 管理組合の経理
管理組合が長期的な修繕計画を実施するためには、管理費及び修繕積立金等について必要な費用を徴収する
とともに、これらの費用を明確に区分して経理を行い、適正に管理することが必要です。
管理組合の管理者等は、必要な帳票類を作成してこれを保管するとともに、マンションの区分所有者等の請
求があった ときは、これを速やかに開示することにより、経理の透明性を確保することが必要です。
5. 長期修繕計画の策定及び見直し等
マンションの資産価値の維持・向上を図り、快適な居住環境を確保するためには、修繕周期に適切な修繕工事
を行うことが重要です。
特に、長期修繕計画を策定し、実効性を確保するためには修繕工事内容及び修繕積立金の資金計画を適正かつ
明確に定め、それらをマンション区分所有者等に十分に周知させることが重要です。
管理組合の管理者等は、計画修繕工事を円滑に実施するため、過去の修繕工事履歴に関する図書等を保管する
ことが重要であり、この図書等について、マンションの区分所有者等の求めに応じ、適時閲覧できるようにす
ることが望ましいです。
自主管理組合様向け会計業務サポート
マンション管理組合運営を、円滑に行うための資金は管理組合員の方が、毎月納めている管理費や修繕積立金で賄われています。
その大切な資金を管理する会計業務は、管理組合運営の中でも重要な業務のひとつになります。
自主管理で今まで自分たちで運営されてきた管理組合様も多いと思いますが、
役員様がご高齢などにより、運営するのが「わずらわしくなってきてしまった」とういうことはないですか?
業者の支払や管理費の集金・預金管理を行うことが大変になってきたということは、ないですか?
同じマンション内で、管理費の未納者に対する督促をするのは「気がひけてしまう」ということはないですか?
大規模修繕工事を「どう進めてれば良いのかわからない」ということはないですか?
特に、自主管理で管理組合運営をされている場合、
決算や管理費の預金管理に不安を抱えていることが考えられます。
近藤リフレサービスでは、そんな不安の解消をサポートいたします。
- 毎月の管理費等の徴収・諸費用の支払いを代行します。
- 毎月未納者の督促・管理組合への報告を行います。
- 毎月会計の収支報告書を作成・提出いたします。
- 毎年総会に出席し、1年間の収支報告を行います。
会計業務でお困りのとこがありましたら、近藤リフレサービスにぜひお問い合わせください。
管理組合様の、お役に立ちたいと考えております。
詳しくは、こちら
自主管理マンション
多くのマンションでは、マンションの管理とは別に、普段お仕事をされている
区分所有者の方も多く、築年数の経過したマンションですと、管理組合の担い
手不足が深刻で、組合運営活動も機能しなくなってきているというマンション
も少なくありません。
マンションの管理業務までも、ほとんどのマンションで「やりたくてもできな
い」というのが実情ではないでしょうか。
自主管理マンションのメリットとしては、管理会社に支払うべき管理委託費が
必要ありませんので、管理会社が入っているマンションに比べて管理費が相対
的に安く済むということが、第一に挙げられます。
また、管理費の負担が大きかったり、高齢者ばかりで管理組合の担い手不足が
深刻になった場合、管理会社が何とか間に入って必要な業務を代行してくれる
こともありませんので、その影響がより深刻になりやすいと言っていいでしょう。
そこで、近藤リフレサービスでは、自主管理マンションのお困りごとを支える
業務を行っています。
自主管理マンションの場合、管理会社等の“プロ”からの情報提供が得にくい
ため、最新の法改正等の状況が把握できず、管理規約の内容が現行法に合致し
なくなったり、法的に問題のある状態が放置されたままであったり、等トラブ
ルが発生する場合があります。
その際、管理組合様の立場で組合運営を考え理解したうえで、自主管理運営が
円滑に進むよう、迅速・丁寧にサポートをさせていただきます。
「マンション管理の種類」
■自主管理:管理会社には委託せず、管理組合が自ら管理業務を行うとともに、
必要に応じて専門業者に発注・管理するもの
長所:管理費を安く抑えられる。管理組合の活動が活発になる
短所:管理組合の役員の負担が大きい
■一部委託管理:管理業務の一部を管理会社に委託するが、他の部分は管理組合
が自ら行い、管理組合として専門業者に発注・管理するもの
長所:全部委託管理より管理費を安く抑えられる。自主管理に比べれば役員の
負担が少なくてすむ
短所:管理会社や専門業者のコントロールが難しい
■全部委託管理:日常の清掃から管理員の派遣、設備類のメンテナンスまで、
管理業務の大部分をひとつの管理会社に一括して委託するもの
長所:管理組合の役員の負担が少なくてすむ
短所:管理会社任せになりがち。自主管理に比べれば管理費が高くなる